Googleが日本リンクネットワークにペナルティを科す

大きな規模の日本拠点のリンクネットワークが、Googleによるペナルティを科せられる

日本のウェブマスター向け公式ブログによると、ブラックハットSEOにあたる「被リンク交換プログラム」によるランキング操作を目的とした日本のリンクネットワークに対して、先週の金曜日(2016年2月8日)にペナルティを科したことをアナウンスしました。

ペナルティを科せられたリンクネットワークとは?

リンクネットワークとは、検索結果順位を操作(上位表示)することを目的とした、被リンクの交換や販売を行っているネットワークを指します。リンクネットワークの他に、リンクファームやリンクプログラムと呼ばれたりしますが、全て同じ意味を指します。被リンクは、ランキングアルゴリズムに対して、影響力のある重要なランキング要因であるため、お互いのサイトに相手のリンクを貼ることで、被リンク数を増やし、検索結果ページに優位な働きかけをします。しかし、このプログラム(仕組み)は、Googleウェブマスターガイドラインで禁止されている「ブラックハットSEO」に該当するため、参加していることが分かると、検索結果から除外(インデックスされない)されてしまいます。

Googleからウェブマスターへのメッセージ

以前もお伝えしましたが、ウェブマスターの知らないところでウェブマスター向けガイドラインに違反するような施策が行われてしまうケースがあるようです。以前は SEO 業者の例を紹介しましたが、SEO 業者にとどまらず広告などの業務委託により発生することもあるようです。これを防ぐために、ウェブマスターの皆さんには業務委託先がどのような施策を行っているか随時確認することをおすすめします。

リンクネットワークは、確かに一時的には効果のあるものではありますが、企業やネットショップなどがSEO対策として取り入れるべき対策ではありません。しかし、被リンク数を増やすことは、言わばファンを増やすことなので、リンクネットワークに参加しない方法で獲得することをお勧めします。

D編集者 | 2016年02月8日 | SEO
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