Yandexは「モバイルフレンドリー要素」をアルゴリズムに追加しました。
ロシア最大の検索エンジンであるYandexは、新たなランキング要因「モバイルフレンドリー」を、アルゴリズムに実装したことを明らかにしました。
Yandexは、本日未明に「モバイルフレンドリー」をランキング要因の1つとしてアルゴリズムに実装し、このアルゴリズムのアップデートを「ウラジオストク (Vladivosto)」と名づけたと公表しました。ウラジオストクとは、ロシア極東部に位置する一番大きい州都の名前で、モバイル端末からのインターネットへのアクセスが一番多い地域でもあります。
Yandexのスポークマンによると、今回のアルゴリズムのアップデート「ウラジオストク アップデート」は、現在、ロシア国内のみの対応となっていますが、数ヶ月後には、ウクライナ、ベラルーシ共和国、カザフスタン、そしてトルコでも使用が出来るように対応させるとの事。
Yandexは2015年11月にモバイルに対応しているウェブページに対して、モバイルフレンドリーのラベル表示を開始しましたが、どうやら今回のウラジオストク アップデートに備えた準備段階だったようです。
Yandexのウラジオストク アップデートによるランキングへの影響
「モバイルフレンドリー」要素を、ランキング要因として、新たにアルゴリズムに追加した今回のアップデートは、モバイルに対応していないページをランキングから外す訳ではなく、モバイル端末での検索結果において、モバイルフレンドリーであるウェブページがより上位表示されやすくなったという事になります。Yandexのスポークマンは、「モバイル対応の要素は、あくまで800あるアルゴリズム要因の1つであるが、インターネットユーザーの需要は我々にとって最優先事項である」と、付け足しました。要するに、モバイルフレンドリー要素は、Yandexのアルゴリズムに対して、ある程度大きな影響力を持っていると考えて間違いないと思われます。
Yandexが定めるモバイルフレンドリーとは?
基本的には、GoogleやBingと同じ規定のようになります。
モバイルフレンドリーとして位置づけられるウェブページは、コンテンツ(テキストや画像など)が、小さなスクリーンにぴったり収まり、横よりも縦スクリーンに適し、スクロール対応、そしてモバイル端末からアクセス出来るページを指します。(電卓などの小さなアプリであるJava Applets、Flash、Silverlightのプラグインは、ほとんどのモバイル専用のブラウザーでは、サポートされていないので、これらが実装されているページはモバイルフレンドリーではありません)
あなたのサイトがモバイルフレンドリーであるかは、ベーター版Yandex ウェブマスターポータルチェックにてチェックできます。(ロシア語のみ対応みたいですが)
ちなみに、去年11月にBingもモバイルフレンドリーのテストツールを公開しています。
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