絶妙なタイミングで広告表示が可能な
「カスタマーマッチ」
グーグルが提供しているPPC広告のAdWords (アドワーズ)に、新しいターゲティング機能が追加されるとの発表が2015年9月28日にありました。大手ブランドやリマーケティング広告をしている業者なら間違いなく使用したいマスト機能!
カスタマーマッチの概要はこちら (引用元)

カスタマーマッチとは?
それは、カスタマーマッチ (Customer Match)という、特定の人物に対して、絶妙なタイミングで広告を表示することが出来るターゲティング機能です。その方法とは、まず顧客のメールリストをCSVファイルで作成し、アドワーズにアップロードします。アップロード完了後、対象のキャンペーンに顧客メールリストを追加するだけ。広告が掲載されるプラットフォームは、グーグル検索、YouTube、Gメールとなっていて、キャンペーンごとに広告対象のプラットフォームを選ぶことが可能です。
カスタマーマッチの何が凄い?
カスタマーマッチを例えるなら、A航空会社を利用したお客さんが、マイレージカードを作成した際に、Eメールアドレスを登録したとします。A航空会社は、このEメールアドレスを使って、そのお客さんに対して特定の広告を表示させることが可能になります。もしお客さんが、グーグル検索で「ニューヨーク 直行便」と検索した際、そのお客さんにターゲットを絞った広告を表示させることが出来るので、上限クリック単価の設定も上げやすくなります。これまでは、「ニューヨーク 直行便」と検索した人全員が広告の対象だったのが、カスタマーマッチ機能を使うと、新規顧客と既存客に分けて上限クリック単価の設定をした広告が可能になります。要するに、これまで以上にピンポイントにアプローチすることが出来ます。
YouTubeの場合を例えてみます。先ほどのお客さんがYouTubeにてニューヨークに関係する動画を見ているとします。この絶妙なタイミングでの広告表示も、カスタマーマッチなら可能になります。
でもこれだけではありません。カスタマーマッチは、このメールリスト客層に似た見込み客に対してもTrueView広告(動画広告)によるアプローチも可能になるそうです。
カスタマーマッチのやり方
- アドワーズ管理画面の「共有ライブラリ」から「ユーザーリスト」を選択
- 「リマーケティング リスト」を選択して、プルダウンメニューから「顧客のメール」を選択
- 顧客メールリスト(CSV)をアップロードして、ユーザーリストを作成します。
- 広告グループのターゲティングで、「インタレストとリマーケティング」を選択して、作成したユーザーリストを選択
- キーワード単価上限の設定や広告を作成したら準備OK!
カスタマーマッチの条件
こんなに便利なターゲティング機能ですが、カスタマーマッチには、ある一定の条件を満たしていないと広告表示が出来ません。当たり前ですが、メールリストにあるEメールアドレスを使用して、グーグル検索、YouTube、Gメールにログインしている状態で無ければ広告表示の対象になりません。顧客メールリストはCSV形式で17MB以下で作成し、必要に応じてファイル内のメールアドレスをハッシュ化して、カンマまたは改行で区切ること。また、キャンペーンの有効ユーザー数が1,000人以上いなければならないため、メールリストには1,000を圧倒的に超えるEメールアドレスが必要になると思われます。
以上がカスタマーマッチになります。
2015年10月中には使用が可能となる予定のカスタマーマッチ機能。顧客メールを持っているブランドやショップなら、是非このカスタマーマッチを有効活用してみてください。
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