LinkedInが広告メール「Sponsored InMail」のサービス開始
LinkedInは、eDM配信サービス「Sponsored InMail」の提供を開始しました。
ビジネス特化型ソーシャルネットワーキングのLinkedInは、誰でも使用が可能な広告メール「Sponsored InMail(スポンサード・インメール)」の配信サービスを開始しました。
[引用元 -LinkedIn Marketing Solutions Blog]
今年6月にMicrosoftによる約2.6兆円での買収が決定したLinkedInは、あらゆる個人や企業が規模に関係なく利用できるeDM配信サービス「スポンサード・インメール (Sponsored InMail)」の提供開始を発表しました。
このスポンサード・インメール (Sponsored InMail)では、広告メールの内容、ターゲットの設定、そして予算&配信スケジュールの指定が可能で、特にターゲットの設定では、ロケーションと14つあるターゲティング基準の中からそれぞれ選ぶ事が出来ます。
Sponsored InMail 【広告メールの作成】
広告メールの作成は、メールの件名(Subject)、メールの要約(Summary)、そしてメッセージ内容を記入するだけになります。嬉しいことにメッセージの文字数に制限はありません。又、[Insert Custom Fields]機能を使うと、氏名を自動で割り当てることができるので、メッセージの文頭に使用することで、バルクメール感を軽減する事が出来ます。ちなみにメールの要約は、モバイル端末では表示されません。
Sponsored InMail 【ターゲットの選択】
ターゲットユーザーのロケーションと14項目あるカテゴリー(会社名、業種、会社規模、職位、職種、職務期間、学校、専攻、学位、スキル、グループ、性別、年齢、経験年数)から、それぞれ指定して絞り込む事が出来ます。
Sponsored InMail 【予算&配信スケジュール】
ここでは、1日の広告予算と配信スケジュール(今すぐか予約)を設定します。
スポンサード・インメール (Sponsored InMail)の広告費の発生は、1メールごとに掛かるCPS (Cost Per Send)となっており、ユーザーがアクティブな状態(=LinkedInにログイン&閲覧中)のみ、LinkedInのメールボックスに送信されます。従って、LinkedInを使用していないリード獲得につながりにくいユーザーには届かないため、無駄な広告費を抑える事が出来ます。また、リード獲得につなげるためのテキストリンクだけでなく、CTA (Call to Action)ボタンも追加できます。
LinkedInマーケティングソリューションズのSudeep Cherian氏によると、Sponsored InMail(スポンサード・インメール)のeDM配信サービスは、今年8月から一部企業および組織を対象に、パイロットテストを実施しており、メールの平均開封率が約45パーセントと高く、クリック率では4から7パーセントだったことを明らかにしました。
LinkedInのスポンサード・インメール公開の前日には、Facebookが全ての広告主が広告メッセージを配信できるように「Messangerアプリ」をアップデートしたと発表があり、Twitterも、eDMで自動返信するボット機能を提供する予定であるとアナウンスがありました。リード獲得にはとても重要なマーケティングツールであるeDM。今後の進化により注目していく必要がありそうです。